一つ目の妊娠・出産の投稿の題名に驚かれたかもしれませんが、先日、ママキコの次女、希呼(きこ)ちゃんの四十九日でした。
”ママキコ”の由来は、そう、希呼のママ、です。
希呼は妊娠6か月検診で突然異常が見つかり、その8日後お空へと旅立ちました。
不妊治療を得て授かった待望の我が子、6カ月検診を受けるまでは、順調に成長していて、
わたしの体調面も特に気に留めるような症状は何もなく、長女を妊娠しているときと何も変わらずに過ごしていました。定期健診で突然『ちょっと赤ちゃんに気になることはありまして、、、できればすぐにでも大きな病院で診てもらいに行ってください。』そう告げられて翌日、大きな病院へ夫婦そろって受診しました。症状は、『赤ちゃんのお腹に水がたくさん溜まっています。今のところそれ以外の異常は見つかりません。明日もう一度、より精度のいいエコーで診察します』といった感じでした。
翌日は違うお医者さんで受診するも、得た情報は特に変わらず。
ただ、妊娠人工中絶を行うならば、妊娠22週未満までと法律で定められているので、妊娠継続か中絶かの判断を3日間以内にしてくださいということでした。
決断の最後の日にもう一度受診の予約をし、病院を後にしました。
お医者さんにあらゆる質問をし、ネットでたくさんの情報を集め、たくさん考え、悩み、夫婦で話し合い、この時出した決断は、『原因不明の症状で、赤ちゃんが苦しんでいないならば、このまま見守って、何があってもこの子がより良い人生を送れるよう、一緒に生きていこう』。そう決めて、”希望を呼ぶ子”、希呼と名付けました。
そして、次の受診時。血液検査結果から、予測される感染症が浮上しました。
このまま妊娠継続をしても、お腹の中で苦しんで亡くなるかもしれない。産まれてきても重い病気と闘い続ける人生になるかもしれない。この先どんなに苦しくても生まれてくると、治療をし続けなくてはならない。治療薬もまだ未開発。
家に着き、どうしようか。。と口を開いた夫。夫婦の決断は、同じでした。
その2日後、21週4日で400g26㎝の女の子を出産。とても穏やかな表情で、しっかり呼吸をして、小さくて、可愛くて、とても美人な我が子。すぐに居なくなってしまうなんて信じられないほど立派な赤ちゃんでした。
命は本当に奇跡なんだということ。
当たり前のように生きているけど、それは当たり前ではないんだということ。
わたしは娘からとても大切なことをたくさん学びました。
決断が正しかったのかどうかは、今も分かりません。しかし、短い時間でしたがこの子としっかり向き合い考え抜いた結果です。希呼の存在を心から愛しく思っています。それはきっとこの先もずっと変わりません。
今まさに悩んでいる方がいれば、可能な限りまでしっかり悩んで下さい。
我が子のこと、自分のこと、家族のこと。きっとその時間が今後のあなたの力になります。
産まれても亡くなっても、一度お腹の中に来てくれた赤ちゃんの存在は消えることはありません。ずっと、我が子です。
私の経験した妊娠人工中絶、お別れの後のことについてもまた別の投稿をしたいと思います。
何か少しでも皆さまのお役立ちになれば幸いです。
それでは、また!